「京都市中小企業デジタル化・DX推進事業」にて、設計業務にAIを活用

令和6年度、「京都市中小企業デジタル化・DX推進事業」において、

弊社は、設計業務におけるAIの活用を掲げ取り組んでまいりました。

その成果を報告させていただきます。

 

【実施内容】

建設業特化のAIを組み込んだ設計補助システムを導入することで、設計の効率化(労働生産性の向上)を図る。

・導入したソフトウェア・DX研修の徹底

・現場における紙図面からの脱却(設計監理におけるiPadの導入)

 

 

【報告①AIシステムの導入】

弊社は、AIコンストシェルジュ「光/hikari」を用いて

建築関連法規や設計図書及び施工関連資料、メーカー資料などから必要資料を速やかに見つけ出す「調べる」業務のDX化を行った。

このサービスは、建設業に特化した生成AIであり、

①建設業特化にチューニングした回答

②社内データの要約、応答が可能

一般的なAIと異なる点は、セキュリティ保護の観点から、社外への機密情報漏洩の心配がないことである。

 

 

【導入までのスケジュール感】

4月~7月 週に1回燈株式会社と導入の構築

8月    試験的に導入し、社内全員へDXセミナー・並びにソフトウェアの研修

10月   光/hikariの大型アップデートに伴い実用性を高めたステップまで進める

12月頃  パーソナライズされた光/hikariが構築

導入期間中、ユーザーから上がった質疑は適宜燈株式会社に投げかけており、月に一度開発者側とミーティングを行っていた。

 

 

【成果報告】

計算や技術資料を引用した回答など、一部で業務効率の向上がみられた。

特に、デザイン思考の観点においては、お客様の求めるニーズをAIの画像出力によって提案の幅を広げることができた。

今後も継続的に取り組み、業務に落とし込んでいくことで、更なる業務効率の改善とその先の活用方法につながることが期待されるため、引き続き会社全体で、光/hikariを活用していきたいと考えている。

 

 

【報告②iPadの導入】

現場における紙図面からの脱却(設計監理)として、iPadを導入した。

現場調査時にA3図面もち歩く必要がなく、雨天時に図面が濡れる不便も解消された。A3図面の出力時間も減り図面修正の手間も減らすことが出来た。

これまでは、機密文書回収を月に1度頼んでいたが、その回数が3か月に1度に減り、枚数にして1ヶ月あたり100枚のコピー用紙削減に至っている。

 

 

【展望】

省人化、ペーパーレスが謳われる昨今において、今回の取り組みは非常に有意義な成果をもたらしました。

今後さらに活用し、業務の効率化と提案力の向上を図っていく所存です。

 

この度の補助金において、京都市産業観光局ご担当者様に感謝申し上げるとともに、

私たちは、「工場をはじめとするお客様のニーズに応え、社会に貢献する」建設会社であり続けます。

 

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

 

 

ヨシザワ想造建築株式会社


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